イノチVI 大財志郎 作詞・作曲・編曲
(歌詞) |
「貴重な時間を無駄にしてしまった」
命が有限であるがゆえの発想
「どうせ死ぬんだから頑張っても無駄」
命が有限であるがゆえの発想
生まれてきたのだから、精一杯生きる。
何故? どうして?
少なくとも、そんな思考とは無関係に、
このカラダは、精一杯生きている。
「私」という思考のみの存在と共に。
もしも 違う時代に生まれていたなら
今とは違う自分になってたんだろうなぁ
そんなこと ついつい考えてしまう
今の自分から逃げているのかな?
生まれて来る時期が少しでも狂えば
それは「私」ではない 別の人間
今の自分以外の自分なんて有り得ない
ときには理不尽な不運を招き寄せ
自ら要らぬ苦しみの種を蒔いたり
己を責めたり周りのせいにしたり
我慢できたりできなかったりして
幾度も苦しみを重ねながら生きる…
その結果が、無。
無限の無。
無がどこまでも続く…
「私」という思考が、
この生命に宿る前にも果てしない無だった…
でもそれは過ぎ去った無。
死後の無はその何倍も果てしない…
この無と無の狭間に
何故に存在しなきゃいけなかったのだろう…
何故この時代に…
何故この場所に…
何故この家族に…
運命。
…運命?
やがてすべてが無となるのなら、
運命そのものも無じゃないのかな?
無に身を任せて
無となる日まで
カタチあるものとして
儚く虚しく日々積み重ねられ続ける
ささやかな無数の思い出達…
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